テキトウ日記

ひとりごと。なんとなく感じたことをテキトウに書き綴る。

ああ、欲求から中々抜け出せない!

どんなに地位を得ても多くの人間は自己認証欲求からなかなか逃れらない。


仕事で同僚と話しをしていると、
どれだけ自分が部下に頼りにされているかを、どれだけ自分が彼らにとって特別かを語ってくる輩がいる。
なるほど、それは確かに間違いないと思われるし、否定はしまい。
ただ、そんな事を言う必要がないほどの地位にあっても、他人から認められたいと言う欲求が強い事にただ驚くばかりなのである。

よくある例えで、
他の部署の部下が直属の上司を飛び越え、
自分に相談してきたという話。
内容は進退の相談であったり、上司への不満だったり色々だ。
客観的に聴くと、いくつかの間違いを犯している。

まず、相談する側が直属の上司ではなく、違う部署の上司、または飛び越しての上司に話しを持って行っていること。
それにより直属の上司がこの事を聞いた場合、または諭された場合、本人にマイナスの感情を持つのは必至だ。

次に、そうならない為に、相談を受けた側がしっかり部下に、直属の上司に伝ねばならない事を教えてやる。
もちろん、伝えられないから相談してきている。
だからこそ色んな算段をしてやる。
三者として立ち会っても良い。
直属の上司に対して暗に仄めかしても良いだろう。

今回のポイントは、
本来、相談された側が最良の方法を選択するよりも、自分の承認欲求を満たすために直属の上司に、
[あいつが俺にこんな相談をして来たんだけど]と、自分の優位性を示す為に告白してしまうことだ。
そして、自分の方が部下に信頼のたる人間だと思い込み、酔いしれ、気持ちよくなってしまうことだ。

そのような人間がいかに多いことか。
また偉くなっても、そのような欲求がどれだけ人に強くこびりついてるかが分かる。

かく言う私もその最たるものの一人。
他人の落ち度はよく分かるが、自分の欠点を治すのはなんと難しいことだ。

<